インテリアから園芸へ
4年半ぶりの更新です。
現在はまっている園芸について記事にします。
このブログでは、過去にインテリアとして住空間を飾る植物について、幾つか記事を書いています。
1つ1つアイテムを積み重ねて仕上げて演出するのがインテリアだとしたら、その中で植物は1要素でありアクセントに過ぎません。
そうなると植物は、余りこだわらずにトレンドっぽい種類を選べは良いのだと思います。
例えば、ストレチア、フィカス、ドラセナなどウェブ検索すれば幾らでも格好良いものが見つかります。
ところが、いざ自分で探してみると凝り性が顔を覗かせて、植物を選ぶことができないという状況に陥りました。
どうやら自分がやりたいのは、インテリアではなく園芸であり、空間ではなく植物であり、全体なく個々の部分のようです。
結果よりも過程に強く惹かれるからとも言えますし、本質を見失って目先のことに条件反射し続け、漂い続けるのが好きだから、とも言えます。
こだわりを捨てきれない自分はインテリア作りに向いていないと、あらためて気が付きました。
それじゃあいっそのこと、インテリアではなく園芸にだわってやろうという時に出会ったのが、数年前にブルータスで特集された珍奇植物-ビザールプラント-の記事です。
珍奇植物はその後、何回か特集が組まれており、それを1つにまとめた特別編集の本もあります。
その記事で雷に打たれたのがこれ。
サンセベリア(サンスベリア)のロリダです。
深い青緑の葉。
右へ左へ互い違いに弧を描いて展開する珍妙なデザイン。
上へ上へと反復しながら葉を大きくしていく様子は、自然が生み出したものとは思えないほどのデザイン巧者です。
これには衝撃を受けました。
雑誌を手にしてすぐにロリダの販売元である青山のネペンテスへ。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ネペンテスは有名な洋服屋です。
約30年前には渋谷に存在していて、当時高校生だった私は、綺麗めラルフローレンの服にゴローズを付け、足元はトニーラマのカウボーイブーツという姿で、お店に通っていました。
今でも東京・青山の路地裏にお店があって、エネルギッシュに情報発信していることに驚かされます。
植物や関連商品も取り扱っていて興味深いです。
そして雑誌掲載のロリダですが、店で現物を見て、サイズと値段にビックリ。
手のひらサイズの小ささと、それで1万5千円というのです。
その時は購入を見送りましたが、思い直して1週間後に問い合わせてみると売却済み。
今なら分かります、あれは紛れもなく「買い」の商品でした。
ロリダとの衝撃的な出会いと別れ。
これが契機となり、珍奇植物の世界へ。
もちろんインテリアは二の次で、植物の生育そのものが目的になっています。
そんなMy園芸の植物を幾つかのカテゴリーに分けて紹介していきます。