照明 INGO MAURER「BULB」について
ツェッツェルあたりはコーポラに参加するまで、つまりどんな住まいにしようか思いっきり夢を描けた頃にダイニングにつけたいと考えていました。
いざコーポラに参加して設計が始まるとほとんどの夢はもろくも崩れて、ティッツェルの夢も飲み込まれるように埋れました。
その後も、何かにつけて照明器具を選ぶ際にマウラー照明を付ける案が浮かんでは消えています。
サニタリーの洗面台の壁に丸い鏡をつけて、その左右にルーチェリーノを1つずつ設置するという案もありましたが、風呂とサニタリーを一室空間にしたために防滴対応の照明にせざるを得ず廃案になりました。
マウラーは金額的な折り合いがつかないことも多いんですよね。
でも、でも、でも、いつかは手に入れてやろうと考えておりました。
ドイツ、詩的、哲学的、アート・・・・色々な含みを持つマウラーはやはり特別です。
で、網を張っていたんですが、とあるときヤフオクでバルブが9万円で出品されていました。
確か名古屋のリサイクルショップの出品でして、展示品だったと思います。
定価13万円 に対して31%のディスカウント。
これほどのディスカウントは余り見ませんので、とりあえずお気に入りとして監視対象にしました。
バルブは好きな照明の1つです。
ミラーボールが剥き出しってのが素っ気なくていいです。
ミラーボールですから間接照明です。
ボリュームも少しありますので見栄えがします。
白熱でスイッチはオンオフのみで、調光もついてません。
なのでコンセントにつないだルートロンで調光ができます。
そのオークションは半年以上に渡り監視しましたが、値下がりする気配は全くなく、いつの間にかなくなっていました。
暫くして六本木ヒルズのBALS TOKYOに行ったところ、ここでもバルブの展示品がオークションと同額の9万円でありました。
9万円は高いと思ってこれもスルーしたんですが、数ヶ月経過して何となく思い出して店にTELしてみると6万円に値下がりしている。
半額以下なんて凄い!と思わずテンションがあがってしまって、現物を見に行った勢いそのままに購入してしまいました。
雰囲気あります。
お店などで見ると、見栄えのする空間に見栄えのする商品に囲まれて、ややもすると大人しい印象になるバルブですが、実際に住宅に持ってくると十二分に華があります。
マウラーらしい詩的な佇まいもあります。
これは購入してよかったです。
ちなみにバルブとどちらを購入しようか迷った照明があります。
FLOSのmaydayです。
光の具合/デザイン共に秀逸でバルブに勝るとも劣らない。
ちょっと悩みましたが、このタイミングでしか買えない値段のバルブかなということで、バルブにしました。