内覧のお客様をお呼びする前に②
続きです。
階段の左手がサニタリーです。
そして玄関からきた通路を振り返るとこんな感じ。
階段の右手には書斎兼寝室があります。
そっちの部屋に入りますと、ベットまでの通路部分に書斎と言いますかちょっとした私の趣味空間があります。
テーブルはビスレーの特注で幅2000、奥行き750です。
結構、ギュウギュウでして、もうちょっとスペースが欲しい。
椅子はHEADLINEでして、これはそこら辺のイージーチェアやソファよりゆったりくつろげます。
私。実はここにいる時間が一番長いです。
このブログもここでレコードを聞きながらコーヒーか酒を飲んで書いています。
背中に階段があってガラス貼りなんですが、嫁が階段に座って音もなくジーッとこっちを見ていたりします。(もの凄い怖いです)
その奥に壁一面のレコード棚でして、今は6,000枚近くありまして(売ったりして全盛期より少ないんです)、あと数百枚は余裕があります。
部屋の入口側の方を振り返るとこんな感じ。
この部屋は書斎、レコード、寝室と色々な要素が入り込んでいてギュウッと凝縮された空間なんですが、全体がモノトーンのせいかあまりゴチャゴチャしていません。
そのモノトーンに何気なく置いた手持ちのシャネルポスターがヴィヴィッドに映えてチャームポイントになっています。
レコード棚のモノトーン柄の壁紙です。
詳しくは過去記事で。
記事にした時はアクセス数が跳ね上がりました。
インテリアとか全く関係ない音楽好きらしき方が「こんなのあるんだ」と呟いていたり。
ベッドは無印のコイルスプリングです。
シングルを2台。
最初からぴったりはまるサイズに設計しています。
無印の安物ですが普通に快適です。
寝室は本当に省スペース&省コストでやってます。
カーテンはレースがKINNASANDキナサンド、ドレープがSACHOサコーのメタリックシルバーに遮光裏地をつけて遮光にしています。
こっちがリアルレコード棚。
ベットに面しているので精密機械工場で使う帯電防止加工をしたビニールカーテンをかけています。
これ凄い便利です。
本当にホコリを弾きます。
弾き返されたホコリは逃げ場がなく布団に戻りますので、ベットの清掃は気をつけています。
階段を挟んで反対側にあるサニタリーへ。
洗面周辺の造作収納は、耐湿性を考えてデコラにしています。
収納の中に一箇所にミーレが入ってます。
洗面はデュポンのコーリアンで、カウンターとボールを一体にしてあるので、メンテナンスはやりやすいです。
鏡の下もコーリアンを立ち上げているので、飛び跳ねてもOK。
水洗は、この手のデザインのオリジナルと勝手に思っているスタルクのAXORです。
ワンハンドルのコントロールは本当に便利。
照明は、設計士が気が利かず上からのダウンライトのみ。
当然ですが顔に影がでます。
手元の作業を照らすダウンライトと顔に光を回すブラケットを併用するのがベストなのに、ウチの設計士はそういう気が利くことが全く考えられない人ですね。
指摘できなかった自分にも責任あります。
ちなみに、設計をやり直すとしたら、サニタリー全体で全く新しいプランを持っているのですが、洗面周辺はこんな感じにはしません。
横長の薄いカウンター(足下を開けて配管を見せる)に、IOのボウルを2つ配して、片方を壁を負荷してボラの水洗をつけて、片方をAXOR CITTERIOの水洗にします。
鏡はスタッズを施した革ベルトで吊すやつを2つ、照明は壁に船舶照明を2つ。
収納は雰囲気にあわせてボックス収納を重ねて簡単に作ります。
一度、好きに作ったからこその湧いて出てきたイメージです。
イメージを膨らませたところで、作り直す機会は来ないと思いますが。
カウンターから振り返るとこんな感じです。
過去記事で散々書きましたが、ウチはサニタリーと浴室が一体です。
浴槽が真ん中にでています。(浴槽の短い一辺が壁づけで、あとは壁から離れています)
奥の角が洗い場ですが、スタンディング使用を想定して、ハンドシャワーのみです。
階段に戻って階段をあがるとこんな感じで見下ろします。
折角、がんばって真ん中に出してリビングっぽくしたので、個室に閉じ込めておくのは勿体ないと思いまして、見下ろしてビジュアルを楽しめるようにしました。
反対の書斎側はこんな感じ。
繰り返しになりますが、妻が音を立てずにジーッと体躯座りしてここからPCやDJをやっている私を見下ろしているんですよ。
妻は色が白くておかっぱなので、呪怨の男の子に見えます。
目が合って私がアッーっと叫ぶと、スーッと階段を下りてきて書斎スペースの入口からのぞき込み、かすれた声で「何だか・・・楽しそう」と言って去っていきます。
そりゃ、趣味スペースに居るんですから楽しそうで当たり前なんでよ。
自分より楽しそうな人間を見ると不愉快らしく、それが身内だと許せないらしく、わざわざ冷や水を浴びせてガラス張りの階段を昇って去っていきます。