観葉植物の購入について

ちょっと前からなのですが、リビング・ダイニングに観葉植物を入れようとあれこれ活動していました。

空間を豊かにするには何かしら有機物が必要だろう・・・・天井に無垢材が入ってますが、床にも有機物が欲しいなぁという程度の始まりでした。

特定のイメージがあったわけではなく、まずは自分が格好いいと思う観葉植物のイメージを探そうという入口からのスタートです。

まず、近所の大きめの花屋さんにある観葉植物を見にいきましたが、街の喫茶店にあるようなイメージの植物ばかりで、こんなのいらないと思いました。

次に観葉植物を扱う感度の高いインテリアショップ、例えばコンランとかタイム&スタイルとかに行ってみると、一見して「あ~こういうのだよね~」と琴線に触れる美しい植物達がありました。

展示してある植物はみんな鉢がシロ、シロ、シロ、おもしろいぐらいにシロ!

そこはちょっと違和感を感じましたが。

以前にBALS TOKYOのグリーンフェアでなぜ全て白い鉢なのか聞いてみると、お客が求めているからとシンプルな答えをいただきました。

まあ、そうなんでしょうね。

観葉植物のイメージ探しですが、打ちっ放しモダンな空間に合う観葉植物って何ぞやと謎かけしながらお店を回る中で、モッサモッサと葉が繁るような植物ではないとことが見えてきました。

なんかこう、何て言うか、こう、う~ん、いや・・・・イメージが言葉になる前に、イメージがそのまま形になったような植物と出会いました。

ドラセナです。

グレイッシュな細い幹がラインを描いて、その先にシャープな葉が放物線を描く・・・・これぞモダン。

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ドラセナ コンシンネ

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ドラセナ レフレクサ

ドラセナは背丈が2m近くになりますので、天井高が3mを超えるリビング・ダイニングに置くことにより、空間の高さを強調できると思いました。

そこでドラセナに絞り込んで、良い樹形を見つけるべく探したのですが、丁度、冬の時期でして市場にあまり出ていないらしく、待ちぼうけを食らいつつ数ヶ月経過しました。

その間に新たなリビング・ダイニングのインテリア計画が浮上。

空間に横方向の広がりを出すべく、コンクリ壁の端から端までを横一直線に額を連ねるウォールデコレーションをやろうと。

そして、一直線に並べた横向きの額のラインを、途中で縦に貫いて流れを止めてしまうようなドラセナはアカンのではないかという考えに。

天井高の強調は、既に天井に貼った無垢のブラックウォールナットが役割を果たしています。

ドラセナを置くことで更に天井高を強調するような2重の手当をするより、横方向への空間の広がりを出す新しい取り組みの方が優先順位が高いと思いまして、ドラセナは却下に。

ドラセナのカッコ良さは抜群なんですが、ウォールデコレーションの方が主役ということで、観葉植物探しはあえなく振り出しに戻りました。

とりあえず、観葉植物はウォールデコレーションを妨げないように、1mまでの樹高にしようと。

そこからまた暫く探すことになります。

よく植物を探しに良く行ったお店は青山のFUGAです。

インテリアショップが集中する北青山の一角にありまして、CIBONEとか行った際には必ず立ち寄ります。

雑誌I'm homeの撮影用のフラワー・グリーンの仕込みを一手に引き受けられています。

都心にしては広い店内に所狭しと植物がありますので、伺った際は審美眼を養うために1つ1つじっくりと拝見します。

青山ですと、グリーンは少なめですが第一園芸本店もあります。

それから、専門雑誌の力も借りようとこんな本も購入しました。

感覚を養うのに大変役に立ちました。

上記ムック本を読み込んでは、何かのついでにFUGAとか他のグリーンショップ、インテリアショップのグリーンコーナーなどに立ち寄るということを繰り返すうちに、ちょっと前まで格好良い/美しいと思っていた著名なインテリアショップの観葉植物は、実はそれほどではないことに気付きました。

著名なインテリアショップのみならず所謂「格好いい観葉植物」全般に言えると思うのですが、綺麗なグリーンのシルエット+それを活かすような鉢の形=トータルとして非常に整ったフォルム=美しい、という図式で考えられているような気がします。

しかも決まって鉢はシロ、シロ、シロ!

例えば人気の高いストレチアやオーガスタ。

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鉢のフォルムから樹形への流れ・・・・整っていますね。

しかも鉢はこれまたシロ。

こういう「整えた」フォルムは、一見して美しさを感得できると同時に、すぐ飽きが始まるのだと個人的に思います。

それはつまらない。

多少の違和感といいますか、引っかかりといいますか、どこか把握しきれないようなさり気ない崩しを忍ばせるような、そういう植物、鉢、組み合わせがよりレベルの高い観葉植物選びなのだなと思いました。

もともと植物は生き物ですから、都合良く整ったフォルムになるわけがありませんし、そういった所を許容することにもつながります。

FUGAならそういった観点での観葉植物選びに応えてくれると思いまして、何度か相談しました。

でも、売れっ子のお店ですからね、たかだか個人邸の観葉植物選びに深く踏み込んで考えてくれるわけもなく進展せず。

愛想は悪くないのですが、余り話に付き合ってくれません。

言い忘れましたが、どこのグリーン屋さんもそうだと思いますが、店にある数少ない在庫から商品を買う必要はありません。

こんなイメージというのを細かく伝えれば市場から探し出してくれまして、私はそういう前提で相談をしていました。

もちろん、店頭でイメージ通りの現物に出会うのが一番ハッピーですが。

FUGAでは植物を選ぶことはできませんでしたが、格好イイ鉢には出会えました。

デンマークのドマーニです。(5月に店頭でドマーニ展をやっていました)

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目の覚めるコバルトブルー、マットグレーな縁取り、そして絶妙なクラックの筋、このセンス!

この出会いには感謝しています!

鉢はなかなかお洒落なのがないんですよね。

ミッドセンチュリーの範疇になりますが、有名なのはARCHITECTURAL POTTERYでしょうか。

昔、初めて見たときはテンションがあがったのですが、如何せん値段が余りに高額なのと、名作ゆえに特有の既存イメージ(MID CEN~)を強く感じてしまうので、パスしました。

建築的で格好いいとは思います。

FUGAが残念な結果になったので、同じような観点で植物探しを手伝ってくれるお店はないかと、前述のムック本を探すと、恵比寿のBUZZが目に付きました。

サイトへ飛んでみると、とても見やすく整理されていて、掲載されている植物も鉢とのバランスがとても格好良く、ここだ!という電気がビビっと走りました。

なんせ、白い鉢を使ったサンプル写真が少ない。

白い鉢の割合を見ることは、お店のセンスを計る良い物差しになります。

客は何でも白が良いんだろう!と商売に走っているか、1つずつ腕によりを掛けて吟味しているか、スタンスを垣間見れる気がします。

そして、ここはドマーニの鉢を扱っている!

この時点では、植物の種類がまだ決められず、樹高1m前後という条件しか考えていませんでしたが、BUZZのサイトを見ていまして「これだ!」という写真を見つけました。

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小振りなモンステラと高さ400のドマーニの鉢の組み合わせです。

モンステラは気根が大きく盛り上がっているのが特徴ですが、スッと縦長な鉢のフォルムに、枝をカットして生けたように(気根が見えないように)モンステラを入れているのが、お洒落に思えました。

モンステラは王道中の王道ですし、ミッドセンチュリーなイメージが強い植物ですが、これであれば既存のイメージに囚われずにモダンな空間におけるのではと思いました。

で、これと全く同じのが欲しいと無茶なことを言いにBUZZに出向しました。

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JR恵比寿駅からちょっと歩きます。

応対していただいた店員の方とは、ポンポン話が進みまして、早速オーダーすることに。

2Wほど探していただき、メールで候補の植物の写真をいただきました。

スタジオで撮影したかのような綺麗な写真でして、鉢を変えた植物の写真を何パターンか送っていただき、これには感激しました。

最終的にお店で確認して購入しました。

いままで悩んでいたのがウソみたいに進展しましたね。

そして、ウチの観葉植物はこちら。

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モンステラ・デリシオサ・コンパクタ+ドマーニ

先にあげたピンクの鉢のモンステラとはかなり違うんですが・・・。

あの鉢はピンクしかなく、我がコーポラのリビング・ダイニングにピンクは入れたくなかったのです。

替わりの鉢をドマーニで探したのですが、モンステラが入るサイズの縦長の鉢が他にはなくって、入れられるサイズの中から独特のひしゃげたフォルムの鉢を選びました。

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そしてモンステラは普通に気根が出ているやつになりました。

ピンクの鉢に比べると、重心が下がったり、気根が出たりと雰囲気がかなり違いますが、おもしろい雰囲気になったと思います。

心地良い違和感が引っかかりとなって、いつまでも飽きません。

これは成功だったと思います。

今回の捜索活動~成功体験を経て分かったのは、ほとんどのお店では植物>>>>鉢という考え方で、植物に合わせて鉢を選ぶような発想です。

そのような悪しき既成概念を押しつけてきますので、つられないようにしつつ、植物も鉢も1つのオブジェとして考えると良いんだろうなと思います。

少なくともどこかで見たような紋切り型の観葉植物からは脱却できます。

購入したモンステラは、ウェグナーのスリーレッグスシェルチェア付近をコージーコーナーにしようと、寄り添わせて置いています。

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(配線が汚いですね・・・・現在、色々と家具の配置を試してまして、移動の関係上、配線はムキだしです)

ちょっとバランス的に植物が小さいのですが、そこは成長を楽しみに待とうと思います。

ウェグナーのスリーレッグスシェルチェアという名作チェアに、モンステラというミッドセンチュリーの名作植物の組み合わせって、何だかベタな気もしますが、動きのある樹形と動きのある鉢の組み合わせで上手くかわしていると思っています。

モンステラ関連でオススメのサイトをご紹介します。

その名もモンステラマニアです。

モンステラにまつわる深いお話、そして深い愛情。

自分が選んだ樹種はこういう世界でも愛されているヤツなんだ~と理解が深まりました。

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それから、ついでのもう一つ観葉植物を購入しました。

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サンセベリアのエーレンベルギーです。

色々と考えての購入だったのですが、実際に部屋に置いてみると・・・・全然ダメです。

大失敗!!!

置き方というか生かし方が分からない。

色々と置き方を試したのですが、轟沈。

しかも、この植物は葉先が尖っていて、よく体に突き刺さります。

2度ほど流血しました。

また、子供の目線の近くに葉先がくるので非常に危ない。

妻からどこかにやって!と言われて、仕方なしに屋上に出しました。

いや~、凹みました。

屋外に置いても大丈夫ですが、乾燥帯の植物なので長雨で根が腐って死んでしまうかもしれません。

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サンセベリアはやってしまいましたが、メゲずに次を考えています。

モンステラが成長すると、ひしゃげたドマーニの鉢には入らなくなる(現在がジャスト)ので、鉢替えすることになります。

モンステラは大きくなると、葉に穴が開いてオドロオドロしいデザインが進んで、大きく主張してきますので、そうなったら素っ気ない石製の鉢に替えるつもりです。

植物と鉢が主張してぶつかっても仕方ないので。

そうするとドマーニの鉢が空きます。

そうしたら次はこんな感じにしたい。

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ポトス

ウチのリビング・ダイニングは色んなインテリアが入ってきて、空間の容量がいっぱいいっぱいなので、入れるとしたら背の低いものを入れるしかありません。

こういう床に引きずる感じがいいですね。

そして追加して、少し高さとフォルムの異なる鉢に同じようなツタ系の植物を入れて、並べます。

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ホヤ

似たようなデザインを「群れ」させることで、床置きで低くして主張を抑えながらも、デザインが反復する効果でポイントになると思います。

それからこれ!

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アデニア オラボエンシス

これも格好いいです。

いや~流れは「下降」ですよ「下降」、垂れ下がり系が格好いいです。
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