物干し竿フックの取り付け間違い
出来上がりをチェックするための内覧会なのですが、出来上がった住居を初めて見るわけですから、チェックなんてできるわけもなく、ただ「ウォーッ!」と圧倒されまくるわけです。
入居してその非道さに気づくことになる雑な塗装とかは、今思えば見えているはずなんですが、気を留めることができずに余裕でスルーします。
そんな中、内覧会の興奮の最中に「あっやられた!」と気付いた箇所がありました。
物干し竿を置くためにサニタリーの天井から下げたフックの間隔です。
一見して間隔が狭いのです。
我がコーポラは2F-3Fのメゾネットでして、2Fのサニタリーにビルトインでミーレの洗濯機を入れることになりました。
夫婦共働きということもあって、4Fにあたる屋上まで毎日洗濯物を干しに行くなんて到底無理ということになり、否応なくサニタリーで部屋干しするということになりました。
ちなみに、我がコーポラのサニタリーは脱衣所・洗面所・浴室を一室空間にしているので、普通の住宅より遙かに容積が大きく、また乾燥機付き空調もあるので、部屋干しでもかなり早く乾きます。
で、以前の今の自分の生活に当てはめて設計を考えるという記事で書きましたが、2列に竿を並べて部屋干ししても洗濯物がぶつからない間隔(ハンガー掛けの場合)を検証しまして、竿の間隔が450になるようにフックの位置を指定しました。
部屋干しでやっていく以上、2列に並ぶ物干し竿の間隔はとても重要です。
ところが内覧会で目にしたフックの間隔は300でして、とても2列に並べて洗濯物を干せない。
現場監督に間違いを指摘すると「指示通り」の返答。
いやいや図面は450になっており施工が間違っていると暫し押し問答。
そこへ設計士が「間違ってお隣の住戸の寸法にしてしまった!」と一言。
部屋干しでやっていく以上、450じゃないと生活に重大な支障をきたす、こんなんでは住めない、と何が何でも譲れないポイントであることを主張して、天井を剥がしてやり直すよう主張。
施工業者は自分達のミスではないないし、天井を剥がせば1W後の引き渡しに間に合わないので、全く乗り気というか取り合う気なし。
設計士はただただ頭を抱えるだけ。
結局は、施主が大人な対応をしないと収拾がつかない。
前の浴槽のホーロー剥がれという記事でも書きましたが、物理的に直させるのが現実的ではないことが施工業者や設計士に有利に働いて、お金を出している施主が納得できない仕様を押しつけられて涙を飲む、という展開です。
最終的に、天井からフックを下げるのではなく、壁にフックを取り付けて壁から壁に竿を通すような形にすることに。
片方の竿は天井からフック、もう片方は壁から壁へ、というちょっと「?」な感じになっています。
そして、施工業者は失敗をやり直す工事で、更なる失敗をしています。
ちょっとした失敗なんですが・・・・普通はやり直し工事なんだから、いつも以上に神経使うと思うんですけどね。
天井の空調のカセットの縁と比べていただくと分かりますが、竿をかけるフックの位置が右にずれていて、竿が右に反れていってます。
2本並ぶ竿が平行じゃないんですよね
おちょくられているというかバカにされている気がしてなりません。
これ、今までにも話題にしていますが、他の住戸のやり直し工事とかでも色々とやらかしているペーペーの現場監督がやっつけでやったんですよ。
6ヶ月メンテが迫ってますので、ふざけんな!と指摘をしてですね、やっぱり天井を剥がしてやり直せと言おうと思います。(あくまで脅かしですが)