ショップBIRDHOUSEについて
先日、フラッと立ち寄りました
ライフスタイルショップは、結局のところライフスタイルではなく物を売っているに過ぎないというのが持論です
憧れるライフスタイル/生活シーンがあって、それは売ってるわけじゃなく買うものでもない
自分で作り上げるものですが、そこで使ってくださいなという物が売っている
結局は、物を買わせて作り上げるところはお客さんに委ねてるということですから、大方はうまくいくわけがない
家造りから生活作りを苦闘してみての実感です
ハコ(建築のチカラ)をもってしても成し難き「素敵なライフスタイルのゲット」を、チマチマした物の積み重ねでできるのかと思ってしまいます
(結局は"センス"があれば成し得るのだと思いますが)
そして、生活全般という広大な守備範囲を、物凄く絞り込んだ点数で網羅しようとするライフスタイルショップの試みに苦しさを感じてしまいます
絞り込まれた数点に興味が湧かなければスルーです
もうそれこそスルッスルッスルッスルーでスッスルスーなことが多い
商品を選ぶ際、可能な限り多くのラインナップを見て、そこから自分で絞り込みたいといいますか探したいクチなので、ライフスタイルショップの強引な絞り込みは肌に合わないのだと思います
何を売りたいのかよく分からない、品揃えも中途半端、というのが私個人の印象です
ライフスタイルショップは、お客を煽るといいますか、共感を得て物を買わせるための新しいトレンドイメージなんだと思います
客を煽る手法は、移ろいながら常に世に存在するもんなんでそれはそれでいいんです
それにツッコミを入れるのも実は違うんだろうと思います
要はそれに気持ちをシンクロできるどうか、煽りというか祭りに参加するかどうか
参加できる人だけ楽しめばよく、外野がとやかく言う筋はない
で、私はどうしても興醒めな感じを受けてしまう
でも、もっともウケている現在進行形のトレンドにシンクロできればシンクロしたいという気持ちがなくはないので、がんばってお店には行くようにしています
お客さんとお店の盛り上がりに乗り切れずに、お店の片隅で寂しい思いをしてますが
それでも懲りずにあっちこっちに顔を出します
ますます気持ちは乖離して否定的になっていく・・・・つまり嫉妬するという悪循環ですね
そんな中で、このBIRDHOUSEはちょっと違いました
理由はドマーニの品揃えが都内で一番いいんじゃないかってぐらい充実している
ドマーニの場合、本国サイトにあるラインナップの中で日本に流通するものは限られています
海外のサイトで通販しようにも、これも在庫が少ない
ここ数年、ドマーニは日本の実店舗にある限られたものの中から選ばないといけないところがあるなと感じてまして、在庫をもっているお店を押さえるしかない、でもそういうお店がない、と歯痒く感じておりましたところ、このBIRDHOUSEに出会ったわけです
BIRDHOUSRの品揃えは完璧というわけではありません
私がモノトーンが欲しいと言う・・・・BIRDHOUSEはお洒落色(パープルやピンク)がお薦めと言う・・・・私は直径30センチ以上の鉢を探している・・・・BIRDHOUSEは小さいサイズを豊富に仕入れましたという・・・・
まあ、完全に相思相愛というわけでもないですが、東京ドマーニ砂漠というべき状況においてはBIRDHOUSRの品揃えは待望のオアシスと言えるかと思います
そしてドマーニの鉢を買いました
そして、なぜか予定になかった赤いフィッシャーマンセーターを買ってしまった!
ライフスタイルショップの片隅で縮こまっていたはずの私が、ライフスタイルショップという流行の真ん中で、見事に煽られてお買い物をしてしまいまして、とうとうちょっと憧れていたけど手が届かなかったお祭りに参加できたのです
ムフフフ・・・・ちょっと・・・・いや、かなりう・れ・し・い
BIRDHOUSE・・・・私にとってお祭りの聖地になりました
他のライフスタイルショップより頭抜きん出た存在です