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壁紙の追加工事③ 玄関通路

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前回に引き続き壁紙のことです。

寝室の他に、壁紙を貼るに打ってつけだと考えたのは、玄関から階段までの通路です。

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右が玄関です。

左の通路を進んで左に折れて振り返ると下記の写真です。

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まあ、大して長くもないちょっとした通路です。

ここに我がコーポラでもっとも広いAEPの白塗装スペースがあります。

この壁を使わない手はありません。

では、どのような壁紙を選ぼうか。

まず、前回の寝室のアクセント的なワンポイント使用とは異なり、通路空間全体のコーディネートとなること。

しかも通路なので狭い。

印象の強いものは避けようと、守りの姿勢になりました。

モダンで素っ気ない雰囲気に合うように、パターン化したデザインということで、ストライプかボーダーという極めて無難な発想に・・・・。

寝室のレコード棚柄の攻め具合と比べると、明らかに腰が引けてますね。

でも、ストライプにするかボーダーにするか考えてみると、何となくボーダーでしょうという気になり、そのうちにこれは逃げ腰の選択どころか随分と的を得ていると確信に変わりました。

この通路は以前に書いた限られた空間の有効活用という記事で紹介しています。

我がコーポラは空間中央に階段が居座っているせいで、玄関からそこまで通路を作らざるを得ず、床面席を喰われてしまっていると感じていたのですが、OZONEで相談したコーディネーターから、外界からプライベートに空間を切り替えるためには玄関だけでは足りずその先の通路が大事と言われまして、確かに通路が役割を果たしていると実感しているところです。

愛しのプライベート空間と外界を結ぶトンネルな訳です。

そのトンネルを抜けると視界が開けて、この階の空間のハイライトである階段スペースが現れます。(階段スペースの記事

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トンネルの役割とそれを抜けた時の視覚効果から、ボーダー柄の壁紙がベストだと。

パターン化された柄が左右に迫ることで少し閉塞感といいますかトンネル効果がでますし、横線の柄がトンネルの先へ誘う効果もあり、そしてボーダーの先にあるガラス張りの階段スペースで視界が開ける・・・・劇的な演出ではありませんが、的は得ていると思いました。

帰ってきたときは上記のとおりですが、逆に外出するときも、明るい階段スペースから光量が落ちる通路部分を通って光の差し込む玄関に達して外界につながる、そういう流れをボーダーが導くことになります。

何となく生理的にしっくりくる程度の演出ですが、日常的に繰り返すのですから、ちょっとした心地良さって積み重なってそれなりになると思います。

ボーダーはイイ!と結論づけまして、早速、製品を探しました。

ちなみにボーダーとして紹介されている製品は余りありません。

ほとんどストライプです、特に輸入物は。

なのでストライプを探して、貼るときに横にするイメージです。

とりあえず、シマシマであれば何でもイイって感じでしたので、途中からトミタに絞って探しました。

前にも掲載しましたが、これが色々と壁紙を選んでいた時の有様です。

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以上のように製品選びは自力で進められたのですが、通路部分のどこからどこまでを貼るのか、言い換えるとどこで壁紙を止めるのか皆目検討がつかず、そこはトミタの営業の方とインテリアコーディネーターの方にお越しいただき見ていただきました。

壁やドア枠や窓枠などの入り隅(引っ込んだコーナー)で止める、出隅(出っ張ったコーナー)では止めない、どうしても出隅で止めるしかなければ見切りを入れて保護する、とおっしゃってました。

ウチの現場監督も、壁紙を貼る職人を手配された方も、職人さんも全く同じことをおっしゃってました。

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こんな感じで仕上がってます。

白地にシルバーが走ってまして、シルバー部分は和紙のような起伏があり光を受けて変化しますので、場所によってボーダーの見え方がかなり変化します。

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入り隅です

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材質はビニルでもなく布でもなく紙です。

紙は素っ気ないんですが、打ちっ放しの無質感とはとても相性が良いです。

ビニルは有り得ないとして、布も高級感/素材感が溢れていていいんですが、どうしても有機的になるので(それがいいんでしょうが)、ウチの雰囲気には合いません。

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玄関部分は明るいですが、

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通路を折れると明るさが落ちます。

このカゲリ具合が壁紙に表情を作るので、ひたすら明るい通路にしなくて良かったです。

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寝室のレコード棚柄との2ショット。

今回、壁紙を入れた3箇所の中で最もプレーンな柄なのですが、貼る面積が大きいのと、陰影のある通路だったため思ったより表情が出ていることもあり、レコード棚柄に勝るとも劣らない印象を受けました。

個人的に一番気に入っています。
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