ホームアーキ ~照明計画~
ただ、光そのものによる演出ではなく、デザイン性のある照明器具をつけたいということでした。
FLOS社のZEPPELINのような製品を置きたいというところが出発点でした。
そのために天井高のあるコーポラを探して、現在入居しているコーポラに参加を決めたぐらいです。
ところが、OZONEの相談会で上記のような意味合いで「照明にこだわりたい」と言ったら、パナ電工のホームアーキを見に行きなさいと教えられて、汐留のショールームに行きましたら、デザイン性のある照明器具を置くことではない照明計画を知ることになります。
つまり、光そのものによる演出なわけでして、本当の意味での「照明にこだわること」を知ったわけです。
ホームアーキは、まず何よりも「赤本」と私が勝手に読んでいるカタログを入手すべきです。
最新版は09-10のNEW PRODUCTS(LED器具はこちら)だと思いますが、08-09の分厚いCONCEPT BOOKというカタログ(上記写真)が、照明のバイブルと言えるほど、照明の手法とそれを実現するための設置方法と器具選びが、素人でも簡単に理解できるくらい非常にわかりやすく書いてあります。
専門的で難しいように思いがちですが、とても取っつきやすい内容です。
また、パナ電工は無料であかりプランを作成してくれますので、まずはとっかかりとして頼んでみると良いと思います。
その際は、ホームアーキの器具で作って欲しいと指定しましょう。
ホームアーキは、そこら辺の一般器具よりも美しく、シンプルでどんな空間にもよく馴染むと思いますが、所詮プロダクトデザインの範疇ですので、デザイン性はルミナベッラやスタジオノイで取り扱っている外国製の方が遙かに上だと思います。
ただ、建築照明に関しては外国製は数が極めて少ないのが難点ですが。
あかりプランで手法や器具の選定をやってもらって、それを赤本を使って読み解きながら自分で覚えて、例えばバーチカル照明などの建築照明は器具が隠れますからホームアーキなどにして、表に出てくる器具はデザイン性の高い外国製にしてみるとか、色々と発展させていけば良い計画ができあがると思います。
もし照明にこだわりたいと考えているけど、取っかかりが分からない、というようなことがあれば、赤本を入手して無料のあかりプランを依頼してみることをお奨めします。