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次はホヘンベルギア・サンドラズマウンテンです。

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これもレメイと同様に、ホヘンの本に掲載されたサンドラズマウンテンを見て、その格好良さに衝撃を受けました。

かなり作りこまないとこの草姿にはならない気がします。

この種は私的に「キング・オブ・タンクプロメリア」です。

現在、2株を所有しています。


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1つ目は形良し、大きさ良しのお気に入りです。

購入したばかりのもので、高さは80センチあります。

どうしたら整った姿のまま大きくできるのか、何か素晴らしい秘訣が隠されているのはないかとワクワクして購入元に尋ねましたが、放っておいたら育った的な回答でした、肩透かしもいいところでした。

用土は、水草やパークチップではなく、赤玉と軽石とかのミックス。

用土の配合を聞く限り、私がサンセベリアの斑入りとかアガベで使っているくらいの保水性と水はけの良さを備えた用土で、遅効性の肥料を少し足しているそうです。

後は野ざらしで、日照は遮光なしの直射ですし、週2回ほど雨水か水やりで潅水し、日照不足となる梅雨の時期だけ徒長を気にする、というような内容でした。

要は、自分の成長力で勝手に格好良く育っていくということなのです。

本当なのか?

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半信半疑ですが、もう一つの小さい株で実践してみて、本当に大株のようになるのか確認してみようと思っています。

次は、ホヘンベルギア・ペンナエです。

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これ、これ、これです!

これぞ壺です!

ホヘンの中で、ずんぐりむっくりのレオポルドホルスティの対極にある、これぞ壺なペンエナです。

華奢で美しい鶴首、その官能的なくびれ。

萌えに萌えまくります。

葉が垂れるのは好きではないのですが、この種は必ず12枚垂れてしまうが致し方ないところ。

オークションで一目ぼれして購入したのですが、高さが80センチ近くある大株です。

どうしたら大きく育てられるのか気になり、購入元に生育方法を聞いたのですが、サンドラと同じく放っておいた系の回答でした。

用土は、赤玉が半分、軽石が半分とのことで、サンドラの用土と同じでした。

しっかりとした用土・・・・これが大型化のポイントかなと思っています。

ウチでは、大粒の富士砂と日向石、ココヤシ殻を111にしているのですが、細かいしっかりとした用土(でも水はけは良い)に変えていこうと考えています。

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タンクプロメリア コレクション④( レオポルドホルスティ / レメイ )_d0162989_11182115.jpg
次はホヘンベルギア・レオポルドホルスティ・ブラックフォームです。

ホヘンベルギアの中では最も人気が高い種類だと思いますが、当初、余り興味が沸きませんでした。

タンクプロメリアは、「壺」を連想させるような縦長でくびれのある女性的なフォルムに惹かれます。

どっからどう見ても「桶」や「椀」に近い、ずんぐりむっくりな親父フォルムのこいつには、食指が伸びませでした。

でも青山の園芸展で、植木屋21さんの売っていた個体を見て、考えが一変します。


枯れた外葉を袴にしたワイルドな風貌のちょいワル親父だったのです。

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タンクプロメリア コレクション④( レオポルドホルスティ / レメイ )_d0162989_11182010.jpg


傷や枯れを勲章にするアガベのような佇まいです。

ホヘン本の表紙も、枯葉をまとうレオポルドホルスティが飾っていますので、これを格好良しとする感覚があるのだと思います。


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結局、このオジサンを購入し、手をつないで我が家に連れて帰りました。

オジサンには直射にガンガン当っていただいておりますので、日焼けしたAV男優のように真っ黒です。

奇麗系の背高のっぽなタンクが並ぶ中、低重心フォルムは異彩を放っており、見ていて飽きません。

気に入ったのでもう1個体手に入れました。

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普及種なので、良い状態の個体が安く手に入ります。

元気な個体で外葉の枯れが進まないので、まだ袴をはいていません。

次は、ホヘンベルギア・レメイです。

ようやく手に入れました。

レメイ!

もう一度言います、レメイ!レメイ!


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地味なホヘンにあって、ビルベルギアを打ち負かすほどの美しさを備える種です。

この鮮烈な赤の単色は、バーガンディーのような深い色味となっており、金属色のような独特の光沢を湛えています。

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ホヘン本に掲載されている個体を見て、その美しさに衝撃を受けました。




市場を探してもそんなに出回らないのですが、たまたま花宇宙の西畠勲造さんのところにあるのを見かけて、交渉して手に入れました。



ホヘン本と比べると形が崩れていましたので、目下、直射下で引き締め中です。

中心部が締まり、その中心から周辺の葉が離れてきました。

このあと周辺が枯れていき、中心部が充実してくると、形の良いレメイに新生されると思います。

ホヘン本の個体のような草姿に近づければ良いのですが、ウチの生育環境で再現できるのかどうか挑戦中です。


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タンクプロメリア コレクション③( インセンディアリーデライト / キャンベイ・スノウフレイク)_d0162989_22555093.jpg

次はビルベルギア・インセンディアリーデライトです。

タンクプロメリアで人気を博す先頭集団の中で、存在感を放っているのがこの「焼夷弾」ことインセンディアリー・デライトです。

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ビルベルギアでは、似通った外観のものが溢れて、名前で何の種なのか確認するしかない状況がありますが、その中で一際異彩を放っています。

鮮烈なパッションピンクを散らした惰情的な草姿は、強烈な印象です。


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ウチの株はまだまだ小さく細いので、成長が楽しみで仕方ありません。

印象が強い分、単調と言えば単調なので、数年で飽きてしまうかもしれませんが。


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前述のラファオリやロベメネのように、魅力が複雑で重畳的であればあるほど飽きが来ないのではないか、という気はしています。

まあ、話題になっている種があれば飛びついてみる(そして何となく分かってしまったら手放す)というのも、楽しみの1つではあります。  

次は、ビルベルギア・キャンベイ・スノウフレイクです。

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ハレルヤとドミンゴス・マルティンスの交配で、スポットのボリュームなどの個体差によって「ブラック」「スノウフレーク」「ドリーム」などの呼び名が付けらています。

ウチのはスノウフレイクでスポット量が多く、ハレルヤの特徴が出ています。

親株はバンドが入っていましたが、その子となる現在の3株にはバンドがほとんどありません。

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親株は15㎝ほどで成長が止まり、子株は親株を超えはしましたが20㎝ほどに留まり、成長スピードは遅く、大型化しないと思われます。

落ち着いた雰囲気なので一般受けよりも通好みな印象ですが、他にはない美しさがあります。

写真は、成長期のため所々グリーンがかっていますが、冒頭の写真のように本来は色で渋かっこいいです。

次に機会があれば「ドリーム」を手に入れたいのですが、殆ど見かけませんので、その名に違わず「夢」で終わりそうです。


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次はビルベルギア・スモークスタックです。

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購入後、この種が持つ本当の良さに気付き、今ではお気に入りの1つとなっている種です。

まず筒の形状ですが、葉と葉の並び方が一定ですし、葉の反り方も立体的で、全体として端正な印象です。

そして下の葉から上の葉に行くにつれて柄が変化し、表情が変わっていきます。


下の葉はバンドが強いですが、上に行くにつれて段々とバンドが薄くなり、代わりにスポットが現れます。


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そして最上段ではスポットが滲み出し、得も言えぬ文様が広がります。

このスポットはまるで曜変天目茶碗や油滴天目茶碗のしずく模様のようです。

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十分な日照を与えると、この滲みのあるスポットが現れます。

素晴らしさがもっともっと知られて然るべき種だと思います。

次はエクメア・ロベルト・メネスカルです。

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エクメアは派手な種も多いですが、単に派手なだけではなく格好良さもあるとなれば、こいつが筆頭ではないでしょうか。

配色は、グラデーションを描くパープル、レッド、ブラウン、イエロー、グリーンなど多彩ですが、ベースが黒字なので落ち着きがあります。


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そして柄は、ボーダーに加えてストライプも入るというのがミソでして、洗練された大人の雰囲気があります。

タンクプロメリアの世界でも、人間のお洒落の世界でも、線状模様といえば、ボーダーよりもストライプの方が数段お洒落だと思うのです。


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このように配色と柄が独特な調和を見せており、自然の中で生まれながらにしてここまでお洒落な装いを身に着けているやつは、なかなかいないと思います。

エクメアでは派手なだけならもっと凄いのが沢山いますが、その派手さは、作りモノっぽくて個人的には共感できません。

洋服に例えれば、舞台衣装に当たります。

それは虚構の世界であり、リアルクローズではありません。

この種の魅力は、リアルクローズと同じように共感できる格好良さ、なのではないかと思います。

それに加えて、ロベルト・メネスカルというボサノバでも歌いそうなチョイ悪の親父を思い浮かべる名前も、好きにならなずにはいられないポイントだったりします。

タンクプロメリアでは、少し前にダースベイダーとかオビワンとかフォースの加護を授かった連中が人気を席巻していましたが、今なら当種がお薦めだと思います。


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